アサヒペンは13%減収
水性塗料は堅調

 アサヒペンが11月22日に発表した平成14年度3月期中間決算は、主力製品の家庭用塗料を中心に販路の拡大、新製品の開発に努め、連結売上高は前年同期比13・1%減の139億9千6百万円となった。収益面では、原材料費・諸経費の節減などにより、営業利益は同14・6%減の6億8千万円、経常利益は同17・4%減の6億2千7百万円と前期を下回った。中間純利益は、同2・5%増の2億1千5百万円を計上している。

 塗料事業では、水性塗料の売上高が2・7%と比較的堅調で、同部門全体の売上高は前年同期をわずかに下回る70億4千7百万円(前期比0・9%減)にとどまっている。

 住宅メンテナンス用品・日用雑貨・園芸用品事業では、インテリア用品の売れ行きを伸ばしたが、ホームセンター子会社の不採算店の閉鎖による落ち込みの影響で同部門全体の売上高は、69億4千8百万円(同22・7%減)となった。